『プレザージュ』には、「ベーシックライン」と「プレステージライン」という2つの柱がある。前者は手軽に手にできるシンプルなコレクションであり、後者はそのハイエンドラインといった位置づけ。ただ、共通していえるのはどちらも確かな品質を携えているという点だ。
『ユンハンス』の歴史は1861年にさかのぼります。部品製作からスタートしたブランドは早くも1866年に自社製の時計製造を開始、1903年には従業員は3000人、年間300万個を製造する世界最大のウォッチメーカーになるまでに成長しました。機械式腕時計では自動巻きキャリバーJ83など数々の銘機を自社開発し名を馳せますが、1970年代にはドイツ初のクォーツ腕時計を完成。また1992年には世界初の電波腕時計「メガ1」を発表。なお、「メガ」の名前は2018年に「マックス・ビル」や「マイスター」にも継承され、電波時計の先鋒を示しました。

代表作「マックス・ビル」に代表されるように、デザインはバウハウスの流れをくみ、余計な装飾を排除したシンプルさが身上。ベゼルを極限までスリム化し文字盤を際立たせているうえ、カーブした文字盤の形状に合わせ、針の先端を折り曲げてまで長さを確保し視認性を高めるなど、腕時計にとって1番大事な視認性にこだわっているのです。hacopyバウハウス直伝のこの徹底的な機能主義こそが『ユンハンス』の魅力であり、すべてのシンプルウォッチのお手本となっているのです。
超絶技巧で複雑機構を作り上げマニアをとりこにする『ランゲ&ゾーネ』、特殊テクノロジーを駆使した腕時計を世に送り出している『ジン』など、ドイツブランドの腕時計は堅実な作り込みで圧倒的な支持を受けています。『ユンハンス』も例外ではありません。例えば「マックス・ビル」ではカーブを描く繊細な針の美しい仕上げや均一に盛られた蓄光インデックスなど、10万円台で手に入る腕時計とは思えない品質を実現。また、信頼性の高いムーブメントをドイツの職人が丁寧にフィニッシングした、内部機械の高いクオリティも見逃せない一面です。
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